水処理に関するトピックス pg.1

2010年04月07日 
1960年に竣工した東村山浄水場は、利根川・荒川水系と多摩川水系を水源とする浄水場で、都内四大浄水場の一つです。東京都ではより安全でおいしい水を供給することを目的に高度浄水施設整備事業を進め、オゾン高度浄水設備の導入促進を行っており、今回東村山浄水場にオゾン高度浄水設備を設置するものです。東村山浄水場のオゾン設備は、南北の2系統のオゾン接触槽にそれぞれ2台ずつの合計4台を設置し、東京都水道局では初めての酸素を原料としてオゾンを生成し、下降管方式で水とオゾンを接触させます。オゾン処理でカビ臭の除去(脱臭)、脱色などの水質改善が行われ、また、殺菌効果が高いため消毒用塩素の使用を最小限に抑えることができるのでカルキ臭が少なく、人体や環境への負荷を軽減できます。

2009年09月15日 <愛知時計電機・製品情報
自動水質測定装置TW-100は、上水施設や給水管末箇所に設置し、水質をモニタリングする製品です。
毎日検査の項目(濁度・色度・残留塩素)を自動監視し、上水の安全・安心をサポートします。また、無試薬測定・点検維持管理の利便性を考慮しており容易に運用できます。

 

2009年08月04日 <三洋電機・ニュースリリース>
三洋電機株式会社は、水処理メーカーのアクアス株式会社の実験協力を得て、プールや温浴施設などの水を浄化・除菌する「アクアクリーンシステム」で生成した電解水が、水道水の塩素酸抑制に高い効果があることを実証しました。この「アクアクリーンシステム」で生成した電解水を使用することで、従来、水道水の消毒で使用している塩素薬剤の次亜塩素酸ナトリウムに比べ、塩素酸濃度が1/8~1/3と非常に低く抑えることができ、水道水の塩素酸管理に有効となります。
平成20年4月の水道法改正により、水道水質基準項目に、新たに塩素酸が追加されました。現在、一般的に水道水の消毒には、次亜塩素酸ナトリウムが使用されていますが、長期間貯蔵すると分解が進み、塩素酸が増加します。塩素酸が増加した次亜塩素酸ナトリウムを水道水の消毒等に使用すると、水道水質基準で定められた塩素酸の基準値を超過する場合があり、早急な対応が求められています。


2009年07月17日 
三洋電機株式会社は、独自に培ってきたオゾン処理技術を応用し、タンクに貯めた雨水を浄化・除菌し、有効利用するシステムを開発しました。このシステムでは、浄化、除菌した雨水を建物の屋根やショーケース、空調機の室外ユニットなどに散水することにより、建物への熱の侵入を低減し、室外ユニットの運転効率を改善、向上させ、特に夏場の省エネ効果をうみ出し、さらに電気代を削減します。今後は、全国各地の商業施設などの建物でフィールドテストを行い、システムの性能や省エネ効果を検証し、商品化に向けた開発へと進められる。

 

2009年06月18日  <東洋バルヴ
東洋バルヴ株式会社は、浴場・プールやホテル・スパ施設の循環式浄化装置に利用し、促進酸化機能を持つ水処理装置「ピュアキレイザー ZPV2型」の小型版新機種、「ZPV1型」を6月20日より販売します。ZPV1型の主な用途は、比較的小型の浴槽(目安1~6トン)、や子供向けの小規模プール(目安10~60トン)などで、ペンション、介護施設、保養所などの小規模温浴施設を対象としています。
この製品は、オゾンと光触媒と紫外線を用いて循環水を促進酸化させる事で、迅速に除菌・浄化する機能を持っています。

 

2009年05月12日  <三浦工業株式会社
三浦工業株式会社は、従来より販売していた「RO 装置 MRO-B シリーズ」のラインナップに加えて、新たに大容量タイプ10,000L/h(排水リユース用は7,500L/h)を5月1日より販売を開始しました。RO 装置は、水中に溶解したイオンや不純物を90%以上除去する性質を持つRO 膜を利用した脱イオン処理により、高純度の水を製造することで、電子機器や精密部品・薬品・化粧品などの洗浄用水・製造用水、またボイラ給水の水質改善といった用途に利用できます。
【商品の特長】
①水温に影響されない安定した処理水量を供給   ②システムのダウンサイジング
③最適排水コントロールによる節水   ④各種用途に応じてアレンジ
⑤省リスクで安定供給   ⑥通信機能搭載で安心のオンラインメンテナンス