ボイラー・熱源機に関するトピックス pg.2
【三浦工業】新燃焼伝熱システムを搭載、環境対応型ボイラを新開発
2013年03月04日
三浦工業株式会社は、東京ガス株式会社、大阪ガス株式会社、東邦ガス株式会社の都市ガス3社と共同で、「ガス焚き小型貫流蒸気ボイラ
SQ-1200ZU」を開発した。
エコノマイザの構造を改良し、伝熱面積を増やすことで、排ガスからの熱回収量を約10%向上させ、ボイラ効率を97%まで向上させている。また、ボイラ燃焼部の空気量とガス量を調整する弁と構造を改良し、従来のターンダウン比(最低出力と定格出力の比)を、1:2から1:4へと、大幅に燃焼範囲を拡大している。
【IHI汎用ボイラ】4位置燃焼制御を更に進化させた多管式小型貫流ボイラを開発
2013年01月11日
株式会社IHI汎用ボイラは、ガス焚
貫流3tボイラK-3000SEを開発し、販売を開始した。
K-3000SEは、日本初の4位置燃焼制御を更に進化させ新開発した中燃焼比例4位置制御(特許申請中)を標準装備し、98%の高効率だけではなく、「追従性の改善」「全負荷域での高品質蒸気供給」「省電力・省コスト」を実現している。
この新制御方式は、「比例制御する中燃焼域(40~80%負荷)と固定された高燃焼(100%)・低燃焼(20%)の組合せ」で、固定位置のみの制御から大きく発想を変えた新技術。この技術を採用した結果、蒸気圧力変動が非常に少なくなり、また急な負荷変動に対する追従性も向上している。さらに中燃焼比例4位置制御とFDFインバーターの組み合せにより電力費が約135~150千円/年(60~75%の負荷域において)削減可能。
【三浦工業・ガス3社】高効率ガス焚き簡易貫流蒸気ボイラを新開発
2011年12月01日
三浦工業株式会社、東京ガス株式会社、大阪ガス株式会社、および東邦ガス株式会社は、低燃焼時の出力を定格出力の25%まで低減することを可能とした「高効率簡易貫流ボイラ
SQ-800ZU / 1000ZU」を共同で開発しました。
今回、開発された新型簡易貫流ボイラは、相当蒸発量※2800kg/hと1,000kg/hの2機種。各社は、平成24年2月から提案・販売を開始します。
【川重冷熱】大型貫流ボイラー向け、燃焼制御システムを開発
2011年07月28日
川重冷熱工業は、大型貫流ボイラー「Ifrit(イフリート)」油焚きシリーズ向けに、貫流ボイラーとしては世界で初めて連続燃焼による負荷調整可能領域を大幅に拡大した燃焼ターンダウン5:1制御システムを開発し、2011年8月より発売を開始します。
今回発売する燃焼ターンダウン5:1制御システムは、バーナの燃焼用空気の流れを改善して低負荷運転時の保炎力を強化し、バーナの燃焼量を定格運転時における最大燃焼量の5分の1まで制御することを実現した省エネルギー・低環境負荷システムです。
【川重冷熱】大型貫流ボイラで初めてVOC(揮発性有機化合物)の完全燃焼処理に成功
2010年08月31日 <川重冷熱工業ホームページ>
川重冷熱工業は、大型貫流ボイラで初めてVOC(揮発性有機化合物)を直接燃焼法で酸化分解させる
「VOC燃焼システム」の開発に成功し、VOCを完全処理することを実機で実証しました。
VOC(Volatile Organic
Compounds)とは、揮発性を有し大気中でガス状となる有機化合物の総称で、主に塗料・印刷インキ・接着剤・洗浄剤などに含まれており、代表的な物質として、トルエン・キシレン・イソプロピルアルコールなどの物質があります。大気汚染防止法ではVOCの排出抑制に対し、法規制及び自主的な取組促進などの施策が講じられています。しかしながら、専用の処理設備は規模が大きく装置価格が高価で、ランニングコストもかかることから、特に中小製造業においてさらなるVOCの排出削減への取り組みが求められています。
新開発された「VOC燃焼システム」は、多くの工場で生産に利用されるボイラの燃料に
VOCを混入し燃焼させ、VOCを確実に処理できる700℃以上の高温で酸化分解する直接燃焼法が採用されています。
【三浦】高効率、ガス焚き簡易貫流蒸気ボイラを発売開始
2010年08月09日 <三浦工業株式会社>
三浦工業株式会社は、この度『高効率簡易貫流蒸気ボイラ
RV-120/160』を開発し、2010年10月から販売を開始します。
これまでの同クラスボイラのボイラ効率は90%でしたが、SUS製チューブとアルミ製のフィンで構成された伝熱管を使用した節炭器を搭載することにより、ボイラ効率を96%に高めました。従来、排気ガスとして持ち出される熱エネルギーを節炭器で回収することで燃料及び、温室効果ガスの一つであるCO2を
6%削減することが可能となった環境対応型高効率簡易貫流ボイラです。現在販売中の上位機種SU-250/350高効率仕様とあわせ、より幅広いニーズに対応可能となりました。