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屋内オイルタンクやサービスタンクの施工要領書・特記仕様書における注意事項でお悩みではありませんか?消防法令や建築基準法に基づく技術基準の妥当性、Jw_cadで配管図や特記仕様を作成する際のポイントを分かりやすく解説します。

Oil service tank3

疑問(Q)

オイルタンク設備およびサービスタンクに関して、以下の11項目の注意事項(タンク構造・マンホール・油量計・弁材質・可とう継手・換気・給排気口位置・感知装置・防油堤・油配管・官庁協議)および関連資料の記載内容に間違いはありませんか?

  1. タンク: 板厚は3.2mm以上の鋼板を使用し、外面さび止め塗装を行う。
  2. マンホール: 主タンクは口径450mm以上とし、ふたは耐油パッキンを挿入した気密構造とする。サービスタンクは気密構造とすると共に通気管高さの1.5倍の水頭圧で漏れない構造とする。
  3. 油量計: フロート式、圧力式、エアーパージ式等で気密性のあるものを選定する。主タンクにはガラスゲージ式は使用してはならない。
  4. 弁の材質: 仕切弁、逆止弁、自動弁の材質はすべて鋳鋼製とする。ただし、少量危険物又は容量がそれ以下の設備に使用する弁は黄銅製を使用して良い。
  5. 可とう継手(FJ): ステンレスベローズ形とし、標準的な長さは呼び径50mm未満は500mm、50mmは800mm、100mmは1,300mmとする。
  6. 換気: 甲種危険物(灯油、軽油)の場合強制排気とし、室換気回数は20回/h以上とする。乙種危険物(重油)の場合、強制排気又は自然排気とする。
  7. 排気口・給気口の位置: 排気口はためますの上部に設ける。タンク室の給気口は排気口と相対する壁面敷居、防油堤の上部に設ける。
  8. 感知装置: 注油口付近には油量を感知することが出来る自動式警報装置、遠隔式計量装置又は専用インターホンを設ける。
  9. サービスタンクの防油堤: サービスタンクの油量の110%以上を受けられる容量とする。
  10. 油配管: エアー溜まりをおこさない配管形態とする(特に鳥居配管を避ける)。
  11. その他: 危険物の貯蔵及び取扱い施設の設置に関して所轄官庁と打合せる。
  • 関連資料: 建基令第116条1項、第130条の9第1項、消防法、消施令、危規第12条2項

回答(A)

ご提示いただいた注意事項および参照法令は、一部の誤字(黄鋼製等)を除き、消防法・建築基準法などの技術基準に適合した正しく妥当な内容です。

各仕様の要点と実務上の重要ポイントは以下の通りです。

  • タンク構造・マンホール・油量計の性能要件
    • 強度の確保: タンク板厚3.2mm以上の鋼板および外面さび止め塗装が基本です。
    • 気密・漏れ防止: 主タンクのマンホールは口径450mm以上+耐油パッキン、サービスタンクは通気管高さの1.5倍の水頭圧に耐える構造とします。
    • 破損リスク防止: 直火や外力で破損しやすいガラスゲージ式油量計は主タンクへの使用が禁止されているため、フロート式や圧力式などを選定します。
  • 弁の材質と配管(可とう継手・鳥居配管の禁止)
    • 弁材質: 原則鋳鋼製とし、少量危険物等に限り黄銅製(真鍮)の適用が認められます。
    • 配管抵抗と空気溜まり対策: 可とう継手(FJ)で震動・不同沈下を吸収しつつ、油配管では移送不良の原因となる鳥居配管(上向きの門型配管)を厳禁とし、エア溜まりを防ぎます。
  • 換気設備・給排気口・防油堤・注油口設備
    • 換気回数: 灯油・軽油等の室内換気は強制排気(20回/h以上)が必要です。給排気口はためますや防油堤上部の適切な高さへ相対するように配置します。
    • 防油堤容量: サービスタンク容量の110%以上を確保します。
    • 注油警報: あふれ防止のため注油口付近に自動警報装置やインターホン等を設置します。

まとめ・注意点

Jw_cadで油設備の系統図・平面図や特記仕様書を作成する際は、鳥居配管の回避や排気・給気口の位置関係を図面上に正しく反映し、弁の材質や可とう継手の呼び径ごとの面間寸法注記を記載することが重要です。

また、危険物施設(一般取扱所・屋内タンク貯蔵所等)の設置・変更にあたっては、消防法や危険物の規制に関する規則(危規)に加え、所轄消防署の予防課など各自治体の行政指導・運用基準が適用されます。必ず事前に協議を行い、承認された仕様内容を図面や施工計画書へ反映させてください。

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