メインコンテンツへスキップ

階層建物(地上5階以上・地下3階以下)への屋内タンク設置基準やダンパ連動要件でお困りではありませんか?防火ダンパの設置条件や防爆・消火設備の法令基準、Jw_cadでの図面作成のポイントを分かりやすく解説します。

Deep floor

疑問(Q)

平屋建以外の建物(地上5階以上や地下3階以下など)に屋内タンク貯蔵所を設置する場合の、以下の施工注意事項や設備要件(防火ダンパ、防爆仕様、固定消火設備等)の記載内容に間違いはありませんか?

  • 1. タンクを平家建以外の建物内に設置する場合は下垂ニする。
    • ※手動可能な温度ヒューズ付き防火ダンパ及び第3種消火設備の起動装置と連動して閉鎖する防火ダンパ(両方兼用したダンパでも良い)。
  • 図1 屋内タンク貯蔵所深層階設置及び高層階設置(建物内に設ける地下3階以下及び、地上5階以上に設ける場合)
    • ※1 貯蔵油の種類によっては照明、感知器が防爆型になる。
    • ※2 特A重油、灯油を貯蔵する場合、炭酸ガスによる固定消火設備が必要。(東京消防庁の場合)

回答(A)

ご提示いただいた記載内容は、一部の文字誤記を除き危険物の規制に関する政令(危政令第12条)および各自治体消防の予防行政指導基準に適合した正しい内容です。

実務上のポイントと修正・補足は以下の通りです。

  • 誤記の修正(「下垂ニする」について)
    • 「下垂ニする」は誤記であり、正しくは「配管・ダクト等の貫通部を遮断する(防火ダンパを設ける)」です。平屋建以外の建物に設置する換気・排気ダクトには、火災拡散を防ぐ遮断措置が義務付けられています。
  • 防火ダンパの連動・作動要件
    • 手動操作可能な温度ヒューズ付きであること、かつ第3種消火設備(泡・ガス系等)の起動と自動連動して閉鎖する機構を備える必要があります(両機能を兼ね備えた複合型ダンパも使用可能です)。
  • 深層階(地下3階以下)・高層階(地上5階以上)の設備要件
    • 防爆仕様: 第4類危険物の油種や引火性ガスの発生おそれに応じ、照明器具・自動火災報知設備感知器を防爆型構造とします。
    • 固定消火設備(ローカル運用): 東京消防庁等の行政指導では、特A重油や灯油を貯蔵する高層・深層階のタンク室に二酸化炭素(炭酸ガス)等の固定消火設備の設置を求められる場合があります。

まとめ・注意点

Jw_cadで階層物における屋内タンク貯蔵所のダクト系統図や平面詳細図を作成する際は、防火ダンパの連動信号線やダクト貫通位置、防爆機器の型式注記を明瞭に作図・記載することが重要です。

特に二酸化炭素固定消火設備の設置要否や防爆構造の適用範囲などは、全国一律の政省令に加えて各自治体消防署のローカル運用基準(東京消防庁予防条例や各種審査基準等)によって対応が異なります。必ず設計・施工の初期段階で所轄消防署の予防課など関係諸官庁および設備設計者・監督員と事前に協議を行い、協議結果を図面や特記仕様書へ反映させてください。

購読する
購読する

0 コメント
最新
最古
Coupon500
Jw_cad 設備図形 クーポン!
Dp jws zukei Banner
Sekou youryousyo800x400

人気のページ

目次