何をお手伝いできますか?
市水系統における金属製タンクの防食仕様や材質選定(ステンレス、クラッド鋼、ライニング等)の整合性でお悩みではありませんか?各種タンク材料の耐食性や溶接・防食管理のポイントを分かりやすく解説します。

疑問(Q)
市水を使用する系統における金属製タンクの素材および防食被覆の選定、ならびに溶接・防食管理に関する技術的な整合性について確認してください。(資料添付)
回答(A)
ご提示いただいたタンク類の防食に関する仕様内容を精査した結果、JIS規格や実務上の設計基準に準拠しており、技術的な誤りや大きな矛盾は見受けられません。
材料選定および防食管理における主なポイントは以下の通りです。
- 主要なタンク材質と特性
- SUS304(L) / SUS316(L): 加工性が良好で耐食性に優れます(SUS316が最良)。ただし、条件により応力腐食割れへの配慮が必要です。
- SUSクラッド鋼: 優れた耐食性と強度を両立しますが、板厚8mm以上が推奨され、価格面や補修性に留意します。
- SS41 + 耐熱エポキシ焼付: 使用温度60℃以下の環境で比較的安価に採用されます。
- SS41 + アルミメタリコン + 耐熱塗料: 現場塗装に向き、定期的な補修を前提に使用されます。
- SUS444: 応力腐食割れに強い特長がありますが、溶接管理が難しく、電気防食の適用が不適切な場合があるため注意が必要です。
- 溶接および防食管理の要点
- 溶接材料: JIS規格(JIS Z 3211等)に準拠した適切な溶接棒(Y308L、Y316L等)を選定します。
- 焼付・膜厚管理: エポキシ樹脂焼付やメタリコン、耐熱塗料の各膜厚および焼付温度条件(メーカー仕様)を厳守します。
- 電気防食: 対象材質の特性に応じた適用の要否を判断し、電極材質(白金めっき付きチタン等)を適切に選定します。
まとめ・注意点
Jw_cadでの特記仕様書やタンク詳細図・構造図を作成する際は、タンク内部の流体(市水・温水など)の条件に応じた最適な材質および防食被覆仕様、溶接記号、電気防食の有無を図面注記や特記仕様欄に明確に記載することが重要です。
実際の設計・施工にあたっては、各メーカーの技術仕様書や施工要領書を確認し、記号(凡例)の定義や管理項目に曖昧さがないかを確認してください。また、仕様選定や防食工法について、設計者・監理者および専門業者と十分に協議を行い、長期的な耐久性が確保される計画としてください。








