何をお手伝いできますか?

開放式膨張タンク廻りの配管作図や、公共建築設備工事標準図に準拠した記号の配置でお悩みではありませんか?給水圧に配慮した配管系統の構成やJw_cadでの作図・注記ポイントをわかりやすく解説します。
疑問(Q)
開放式膨張タンクの給水圧(補給水)を考慮した配管構成について、公共建築設備工事標準図の配管記号と組み合わせた図面例や作図ポイントを教えてください。
回答(A)
開放式膨張タンク廻りの配管図面を作成する際は、「標準図準拠の配管記号・弁類の正しく適切な配置」と「目安として0.15〜0.2 MPa程度の作動圧を確保した給水ラインの構成」が重要になります。
Jw_cadで配管系統図を作成する際の具体的な構成とポイントは以下の通りです。
1. 使用する主な配管記号と要素
- 膨張タンク(ET): 四角形の記号内に「ET」と表記
- 補給水ライン: 給水主管から [ボールバルブ(BV)] → [ストレーナー(S)] → [逆止弁(CV)] → [ボールバルブ(BV)] → [ボールタップ] の順でタンク上部に接続
- 膨張管(戻り管): 冷温水系統などの往還管から分岐し、タンク下部へ接続(※途中に原則として閉止弁は設置不可)
- オーバーフロー管(OF)/ドレン管(DR): タンク側面・底部から視認しやすい位置へ大気開放にて排水
2. Jw_cadで作図する際の手順とポイント
- 逆流防止と汚染対策: 補給水ラインには逆流防止のための逆止弁(CV)およびゴミ噛み防止のストレーナー(S)を必ず明記します。
- レイヤーと線種の切り替え: 配管(太線)、弁類・機器(中線)、寸法・文字(細線)でレイヤー分けを行い、配管種別ごとに実線・破線・一点鎖線を使い分けます。
- 標準図の活用: 公共建築設備工事標準図から「配管記号集」を配置すると、正確かつ効率的に作図できます。
3. 図面内に記載する特記事項(注記例)
図面の注記欄には以下の内容を明記しておくと実務上スムーズです。
【図面注記例】
- 補給水配管にはストレーナー(S)および逆止弁(CV)を設けること。
- 膨張タンクのオーバーフロー管は、排水状態が目視確認できる場所へ開放端を設けること。
- 膨張管(配管)には原則として途中に閉止弁を設けないこと(やむを得ず設ける場合は常時開・封印付とする)。
まとめ・注意点
開放式膨張タンクへの給水は、ボールタップが正常作動するための水圧(最低0.15〜0.2 MPa程度)が必要です。水圧が不足する高層階等の場合は、給水圧ブースターの設置や加圧給水方式への変更を検討する必要があります。
また、膨張管への不用意な弁設置は事故の原因となるため、特記仕様書や公共建築設備工事標準図の規定を必ず確認してください。施工および図面作成にあたっては、設備設計者や監督員、所轄官庁との事前協議を行ったうえで図面に反映させてください。








