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ボイラー廻りの熱交換器配管に関する特記仕様や図面注記の妥当性にお悩みではありませんか?第一種圧力容器における逃し弁・逃し管の選定基準や、ノズル部への荷重・熱伸縮防止対策について詳しく解説します。
疑問(Q)
ボイラー廻り配管(熱交換器・水側)における以下の2つの記述に間違いはありませんか?
1)第一種圧力容器の適用となる熱交換器には、逃し弁(内径12mm)又は逃し管(膨張管)を設ける。
2)配管の質量や、伸縮の芯力がかからないように施工する。
回答(A)
ご提示いただいた記述は基本的に正しい内容です。ただし、1)の「逃し弁(内径12mm)」という表現については、図面や仕様書への記載時に注意が必要です。
それぞれの詳細と実務上のポイントは以下の通りです。
- 1)逃し弁(または逃し管)の設置要件
- 妥当性: 給湯・温水系統の熱交換器(水側)は閉回路となり過熱・過圧の恐れがあるため、逃し弁や膨張管を設ける安全対策は妥当です。
- 寸法の注意点: 現場仕様書で「内径12mm」と表記されることがありますが、JIS等の標準規格では呼び径15A(ねじ接続 R1/2等)以上の体系が一般的です。JIS B 8414(温水ボイラ用逃し弁等)の区分に合わせ、最高使用圧力や必要排出量を満たす呼び径15A以上の適合品を選定・表記するのが安全です。
- 2)配管の質量・熱伸縮(芯力)の防止
- 妥当性: そのまま記述として正しいです。配管自重や熱膨張・熱収縮による応力(スラスト・モーメント)が熱交換器の接続ノズルに直接かかると、機器破損や漏れの原因となります。
- 施工・作図上の対策: 配管支持(パイプハンガーや架台)、ガイド・アンカーの配置、フレキシブル継手や膨張ループの挿入を考慮して設計・配管作図を行います。
まとめ・注意点
Jw_cadでボイラー室や熱交換器廻りの平面図・系統図・詳細図を作成する際は、機器本体だけでなく逃し弁の接続口径や作動排水配管(間接排水)のルート、配管支持金物や伸縮管継手の位置まで明確に落とし込むことが重要です。
また、第一種圧力容器に該当する場合は、設計圧力と内容積の積(P・V値)による法令適用判定や構造規格・性能検査合格機器の使用が義務付けられます。必ず事前にメーカーの機器仕様書や特記仕様書を確認し、所轄の労働基準監督署や設備設計者、監督員と協議・確認のうえで図面に反映させてください。








