メインコンテンツへスキップ
Pressure vessel

温水タンクや膨張タンクの設計で、第一種圧力容器の規制対象になるかお悩みではありませんか?安全装置による適用除外の条件と、Jw_cad図面作成時に抑えておくべき実務上のポイントを分かりやすく解説します。

疑問(Q)

温水タンクや密閉式容器における第一種圧力容器の適用除外条件と、設計・施工上の注意点について教えてください。

回答(A)

第一種圧力容器(労働安全衛生法施行令第1条第5号)は、原則として製造許可や設置届、性能検査などが義務付けられていますが、内部温度を100℃以下に制御できる安全装置等を備えることで適用除外(規制対象外)とすることができます。

密閉式温水タンクなどで適用除外とするための主な安全装置の組み合わせ条件は以下の通りです。

  • 主な適用除外条件(いずれかを満たすこと)
    • 燃焼遮断装置 2個方式: タンク内温度が所定値に達すると自動で燃焼を停止する装置を2個設置(うち1個は電気式以外の機械式等であること)。
    • 燃焼遮断装置+溶解栓方式: 燃焼遮断装置1個 + 内径25mm以上の溶解栓(ハイドロセーフティ等)1個(安全に外部排出できる構造)。
    • 溶解栓 2個方式: 内径25mm以上の溶解栓を2個設置(表示温度の+5%以内かつ100℃以下で作動し、抜き取り試験等で品質が確認されているもの)。
  • 図面作成・設計時のポイント
    • 安全排水配管の明記: 溶解栓が作動した際に高温水や蒸気を安全な場所へ導く専用の排水配管(間接排水空間の確保)を必ず作図します。
    • 作動空間の確保: 燃焼遮断装置や溶解栓のメンテナンス・交換が容易に行える設置スペースを確保してください。

まとめ・注意点

上記の適用除外条件を満たさない場合は第一種圧力容器としての規制を受け、設置届や定期性能検査が必要となります。また、第一種圧力容器の適用除外となった場合でも、規模や構造によっては第二種圧力容器や小型圧力容器、あるいはボイラー及び圧力容器安全規則等の別規制が適用される場合があります。

Jw_cadで機器配置図や系統図を作成する際は、特記仕様書やメーカーの構造図を確認し、所轄の労働基準監督署や設備設計者、監督員と事前に適用区分の協議確認を行ったうえで図面に記載してください。

購読する
購読する

0 コメント
最新
最古
Coupon500
Jw_cad 設備図形 クーポン!
Sekou youryousyo800x400

人気のページ

目次