省エネ・設備管理に関するトピックス pg.5

2012年04月25日
 アズビル株式会社は、ビルの熱源やポンプの搬送動力を削減し、夏、冬のピーク時の省エネや節電に貢献する「ファンコイルユニット用コントローラInfilex™FC(インフィレックス エフシー)還り(かえり)温度制御タイプ」を開発、4月26日より販売開始する。
 還り温度制御とは、従来は計測していなかったファンコイルユニット(FCU)から戻る冷温水の温度を計測して流量を削減する制御ロジックである。このロジックを組込むことで、ホテル客室、病院病室など居住空間近くに設置されるFCUに流れる冷温水量の過流量を抑制し、FCU一台あたりの送水量が最大 45%削減される。

2012年02月29日
 株式会社 山武は、低湿度空間が求められる工場などに多数導入されているデシカント空調機の省エネルギー運転を実現する、デシカント空調機用コントローラ「Infilex™DC(インフィレックス ディーシー)」を開発、2月29日より販売を開始します。
 一般的なデシカント空調機は、目標の湿度領域を維持するために年間を通して定格運転を行っているケースが多く、多大なエネルギーが消費されています。今回開発されたInfilexDCは、外気や室内の潜熱負荷の状況に応じて、デシカント空調機の再生ファン、デシカントロータ回転数を抑制し、搬送動力のエネルギーなどを削減します。

 

2011年10月17日
 株式会社日立製作所および、株式会社日立ビルシステムは、両社が2003年に設立し、共同で運営するビルの省エネルギーやセキュリティ、昇降機に関わる技術、製品、サービスを体感できる研究施設「日立ビルソリューション-ラボ」(所在地 : 東京都足立区)をリニューアルし、10月24日より公開します。
 今回のリニューアルでは、クラウドコンピューティングを活用して複数のビルや事業拠点のエネルギー、セキュリティ、ビル設備の一元管理を行うビルファシリティマネジメントソリューション「BIVALE(ビヴァーレ)」を体感できるゾーンを新たに設けています。


2011年10月13日
 パナソニック株式会社は、「工場まるごと省エネ支援サービス」の一環として、そのエネルギー管理ノウハウを凝縮した、工場向けエネルギー見える化システム「SE-Navi」を開発し、2011年10月13日より受注を開始します。
 工場内の電気、ガスなどの基幹エネルギー量、設備の稼働状態把握に直接寄与する流量、圧力、温度、湿度などの物理データ、及び生産数量からエネルギー利用効率を把握し、迅速な省エネ対策立案/効果試算/検証の精度向上を強力にサポートします。また、コンプレッサ、ボイラ、冷凍機等の原動設備の長期的な効率変動をグラフ表示し、設備の劣化やメンテの必要性を把握、設備の消費エネルギーのムダを削減することが可能です。

 

2011年10月06日
 三菱電機株式会社は、ビルの空調・照明・入退室などの各設備を監視・制御するビルオートメーションシステム「Facima(ファシーマ)」の新製品として、小規模ビル向けのビル設備管理システム「Facima Lite-system(ライトシステム)」を10月7日より発売します。
 本システムは、遠隔監視する新たな運用サポートサービス(三菱電機ビルテクノサービス株式会社との契約となります。)との一括提供により、設備に対する管理者がいない小規模ビルの安全・安心向上と省エネに貢献します。

 

2011年08月01日
 新日本空調は、建築設備維持保全管理業務支援プログラムソフト『新Ltmp Maker(エルテンプメーカー)』を独自開発しました。
 本ツールは、設備機器(空調・衛生)他の中長期に亘る更新及び修繕計画書を作成することができます。この計画書には、分かり易い表やグラフなどで更新・修繕のスケジュール、概算費用(LCC)、修繕内容が表示されます。
 さらにこの結果を反映させ、リニューアルや更新・修繕の最適な提案を行います。