何をお手伝いできますか?

設備設計や確認申請時に必要になるポイントを中心に、建設省告示第1597号(現行では国土交通省所管)の給排水設備関係を実務向けに整理してみました。
国土交通省告示第1597号(給排水設備)チェック表
| 項目 | 主な規定内容 | 設計時の確認事項 |
|---|---|---|
| 給水管材料 | 耐久性・耐食性のある材料を使用 | VP・HIVP・SGP-VA・架橋ポリ等の適合材使用 |
| 給水管の貫通部 | 建築部材を貫通する部分はスリーブ等で保護 | 梁・壁・床貫通部の処理記載 |
| 給水管の支持 | 振動やたわみを防止できる支持 | 吊金物・支持間隔の確認 |
| 凍結防止 | 凍結のおそれがある部分は保温等を実施 | 屋外露出配管・PS内の検討 |
| ウォーターハンマー防止 | 急閉止水栓等には衝撃防止措置 | フラッシュバルブ系統など |
| 分岐管止水 | 維持管理上必要な箇所に止水弁設置 | 各系統・各階の止水計画 |
| 受水槽・高置水槽 | 清掃点検及び衛生管理が可能な構造 | 点検口・オーバーフロー等 |
| 排水管材料 | 耐久性・耐食性を有する材料 | VP・VU・鋳鉄管等 |
| 排水勾配 | 汚物滞留や閉塞を防止する勾配確保 | 排水横主管・枝管の勾配確認 |
| 排水トラップ | 臭気逆流防止のため設置 | 器具毎のトラップ確認 |
| 通気設備 | 封水保護のため適切に設置 | 伸頂通気・ループ通気等 |
| 掃除口 | 保守点検できる位置に設置 | 立管下部・屈曲部 |
| 排水槽 | 清掃及び維持管理可能な構造 | ビルピット・湧水槽 |
| 雨水排水 | 雨水を安全に排除できる構造 | 竪樋・雨水管計画 |
| 配管の伸縮対策 | 温度変化等による変形防止 | 伸縮継手・可とう継手 |
Jw_cad設備図でよくチェックされる項目
確認申請や完了検査では、次の内容が図面に表現されていると説明しやすくなります。
給水設備
□ 給水系統図がある
□ 受水槽容量が記載されている
□ ポンプ仕様が記載されている
□ 各系統に止水弁が配置されている
□ 保温区分が明示されている
排水設備
□ 排水立管が明示されている
□ 通気立管が明示されている
□ 排水勾配が記載されている
□ 掃除口位置が記載されている
□ 排水槽容量が記載されている
衛生器具
□ 器具トラップが確保されている
□ 間接排水が必要な器具を確認
□ 飲料水系統とのクロスコネクションがない
設備設計者が特に覚えておきたい条文的ポイント
実務では告示1597号の細かな条文を暗記するより、
「衛生性の確保」 「維持管理できること」 「漏水・臭気・閉塞を防ぐこと」 「安全に支持・保護されていること」
この4原則で判断するとほぼ告示の趣旨に沿った設計になります。
特に最近の確認審査では、
- 通気不足
- 掃除口不足
- 点検スペース不足
- 受水槽周りの保守空間不足
が指摘事項になりやすい印象です。








