何をお手伝いできますか?

配管の温度変化による伸びや伸縮量の計算にお悩みではありませんか?主要な管種ごとの熱膨張係数と、100mあたりの温度差別伸縮量を表にまとめました。設備図面や施工要領書の作成にご活用ください。
主要な配管材質の熱膨張係数(線膨張係数 α)と、配管長100mにおける温度差(ΔT)別の伸び量(mm)は以下の通りです。
配管長と温度条件から即座に伸縮量を把握できますので、伸縮継手の選定や配管ルートの検討にお役立てください。
管種別 熱膨張係数と伸縮量一覧表(参考値)
| 材質・管種 | 熱膨張係数 α (×10⁻⁶/℃) | ΔT=30℃ の伸び (mm/100m) | ΔT=50℃ の伸び (mm/100m) | ΔT=70℃ の伸び (mm/100m) |
| 炭素鋼鋼管(SGP, STPG) | 11.6 | 34.8 | 58.0 | 81.2 |
| ステンレス鋼管(SUS304, SUS316) | 16.4 | 49.2 | 82.0 | 114.8 |
| 銅管(C1220Tなど) | 16.8 | 50.4 | 84.0 | 117.6 |
| 塩化ビニルライニング鋼管 | 11.6(鋼部に準拠) | 34.8 | 58.0 | 81.2 |
| 硬質塩化ビニル管(VP, VU) | 50 | 150.0 | 250.0 | 350.0 |
| 耐熱性塩ビ管(HTVP) | 40 | 120.0 | 200.0 | 280.0 |
| ポリエチレン管(PE) | 180 | 540.0 | 900.0 | 1260.0 |
伸縮量の基本計算式
ΔL=α×L×ΔT
- ΔL:伸び量(mm)
- α:線膨張係数(1/℃)
- L:元の長さ(mm)
- ΔT:温度差(℃)
【計算例】SGP管 50m、温度差 40℃ の場合
ΔL=(11.6×10⁻⁶)×50,000mm×40℃ = 23.2mm
まとめ・注意点
硬質塩化ビニル管(VP等)やポリエチレン管(PE)などの樹脂管は、金属管に比べて熱膨張係数が非常に大きく、大きく伸縮します。
Jw_cadで設備図面を作成する際は、長尺の直線配管部において伸縮処理(ルーフ配管やベローズ形伸縮管継手など)の設置スペースが確保されているか、また固定点(アンカー)と可動支持の位置関係が適切かを必ず確認してください。施工にあたっては特記仕様書や公的機関の標準仕様書を参照し、必要に応じて設計者や関係諸官庁・監督員と協議確認のうえ図面に反映させましょう。







