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配管質量表(配管重量計算表)の必須項目や、Jw_cadで効率よく表を作成・運用する方法が分からずお困りではありませんか?本記事では、荷重計算に必要な構成要素と、Jw_cadとExcelを連携した実務的な作成手順を分かりやすく解説します。

疑問(Q)
設備設計における「配管質量表(配管重量計算表)」とはどのような用途で作成するものですか?必要な構成項目や、Jw_cadを使って効率よく図面化・表作成を行うための実務テクニック、注意点について教えてください。
回答(A)
配管質量表は「吊り支持金物の選定(荷重計算)」や「機器基礎・搬入経路の検討」を行うための重要資料であり、JIS規格に基づく単位重量・内容物重量・保温材重量・支持間隔を網羅し、Jw_cadとExcelを連携させて作成するのが最も効率的です。
配管質量表の必須項目と、Jw_cadでの実務的な運用テクニックは以下の通りです。
1. 配管質量表に含めるべき必須項目
- 管種・呼び径(A/B):SGP(白・黒)、SUS、VPなどの種類と口径
- 単位重量(kg/m):JIS規格に基づく管単体の重量
- 内容物重量(kg/m):水などの流体を満たした状態の重量(水の場合は 0.785×内径の2乗×1000×1000 で算出)
- 合計重量(kg/m):(管単体重量 + 内容物重量 + 保温材重量)× 余裕率
- 適用延長および支持間隔(m):支持ピッチ(公共建築工事標準仕様書等の基準に基づく)
- 吊り荷重(kg/箇所):合計重量 × 支持間隔で算出される1箇所あたりの荷重
例:配管質量表(炭素鋼管・JIS G 3454 / SCH40)
| 呼び径 (A) | 外径 (mm) | 肉厚 (mm) | 重量 (kg/m) |
|---|---|---|---|
| 15A (1/2″) | 21.7 | 2.8 | 1.31 |
| 25A (1″) | 34.0 | 3.4 | 2.57 |
| 50A (2″) | 60.5 | 3.9 | 5.44 |
| 100A (4″) | 114.3 | 6.0 | 16.0 |
| 150A (6″) | 165.2 | 7.1 | 27.7 |
2. Jw_cadでの効率的な運用テクニック
- 表枠作成と「連続複写」の活用
Jw_cad上で表の罫線を引く際は、「複線」や「複写」コマンド[ 連続 ]を利用して一定ピッチのグリッドを一括作成すると効率的です。 - 「Jw_cad + Excel」の連携(OLE貼り付け)
Jw_cad単体で計算や数値修正を行うのは手間がかかるため、Excelで計算表を作成し、OLE貼り付けや画像として図面に配置するのが実務上のベストプラクティスです。 - 外部変形による長さ抽出
Jw_cadの「外部変形」ツールを活用して図面上の配管長さをCSVデータとして抽出し、Excelへ読み込ませることで、積算や質量計算を大幅に自動化できます。
3. 重量計算における注意点
- 継手・バルブの補正係数
直管重量のみで計算すると継手やバルブの重量が抜け落ちます。実務では1.2倍〜1.5倍程度の余裕率(係数)を乗じるか、主要バルブ個数をカウントして加算します。 - 保温材重量の計上
大口径配管や冷水管の保温材は相当な重量になります。吊りボルト径の選定ミス防ぐため、必ず保温材も含めた合計重量で計算してください。
まとめ・注意点
配管質量表の作成においては、計算精度を高めることと同時に、必ずプロジェクトの特記仕様書に規定された配管支持基準や安全率を確認することが重要です。
また、吊りボルトの選定や構造体(スラブ・鉄骨)へのアンカー定着荷重については、施工前にゼネコンや構造設計者、関係諸官庁との事前協議確認を徹底してください。Jw_cadで図面化する際は、Excel連携や外部変形を活用して手計算によるミスを防ぎ、現場で安心して使える正確な質量表を反映させましょう。



