ガスヒートポンプ・GHPに関するトピックス pg.1

2012年02月08日 
 東京ガス株式会社、大阪ガス株式会社、東邦ガス株式会社のガス3社とパナソニック株式会社は、発電機能が付いたガスエンジンヒートポンプ「ハイパワーエクセル」に停電時にも運転ができる機能を付加した「GHPエクセルプラス」を開発しました。ガス3社とパナソニックは、2012年4月1日から本製品の受注を開始します。停電時にも運転が可能なガスエンジンヒートポンプの商品化は日本で初めてとなります。
 本製品は、冷房能力56kW(20馬力)、最大発電容量3.95kWの「ハイパワーエクセル」にバッテリーを内蔵したもので、通常時に本製品が発電した電力や系統電力をバッテリーに貯めておきます。停電などにより系統電力からの電力供給が停止した場合には、お客さまが「自立運転モード」に切り替えることで、バッテリーに貯めた電力を放電し、エンジンを起動、最大3kWの発電を行ないます。また、発電した電力を使い、冷暖房が可能になるとともに、最大 0.7kWを予めお客さまが選択した照明に利用することができます。

2011年09月27日 
 三洋電機株式会社は、超高効率ガスヒートポンプエアコン「GHP XAIR(GHP エグゼア)」を東京ガス株式会社、大阪ガス株式会社、東邦ガス株式会社と共同で開発し、2011年4月より発売を開始しています。
 今回、三洋電機は、従来の冷房能力45kW~71kW(16~25馬力)に3WAYマルチを新たに追加、さらに冷房能力85kW(30馬力)をラインアップに追加し、10月より受注を開始します。ラインアップの拡充により、小・中規模施設から大規模施設まで対応可能になり
ました。
※3WAYマルチ・・・同一冷媒配管系統内にある室内ユニットの冷房・暖房を個別に自由に選択可能としたシステム。

 

2011年06月30日
 東京ガス、大阪ガス、東邦ガス、アイシン精機、ダイキン工業は、3万m2以下の中小規模ビル向け空調システムであるビル用マルチエアコン(ガス式・電気式のヒートポンプ)において、最高の省エネ性を達成した超高効率ガスエンジンヒートポンプ「GHP XAIR(GHPエグゼア)」の新製品を本年7月1日から販売いたします。
 「GHP XAIR」は、東京ガス、大阪ガス、東邦ガスのガス三社と、アイシン、三洋電機、ヤンマーエネルギーシステム株式会社が共同で開発し、ガス三社と三洋、ヤンマーは本年4月より販売しています。今回、アイシンとダイキンが7月から、三菱重工業株式会社が10月より、「GHP XAIR」の販売を開始します。これにより、ガス三社ならびにアイシン、三洋、ヤンマー、ダイキン、三菱重工の各社による製造・販売体制が整うことになります。


2010年10月13日
東京ガス株式会社、大阪ガス株式会社、東邦ガス株式会社のガス三社(以下「ガス三社」)は、3万m2以下の中小規模ビル向けの空調システムであるビル用マルチエアコン(ガス式・電気式のヒートポンプ)で、最高の省エネ性を達成した超高効率ガスエンジンヒートポンプ「GHP XAIR(GHP エグゼア、ガスヒーポンエグゼア)」をアイシン精機株式会社、三洋電機株式会社、ヤンマーエネルギーシステム株式会社と共同で開発し、来年4月から順次販売を予定しています。
 本製品は、年間の使用状況を踏まえた通年エネルギー消費効率が、最大で5.6相当を達成し、ビル用マルチエアコンで最高効率となりました。これは、熱交換を行うフィンの数を増やすことや、エンジンを小型化することなどにより実現しました。

 

2009年11月10日 <三菱重工・ニュース
三菱重工業は、業界トップクラスの省エネ性を実現した高効率ガスヒートポンプエアコン「GHP1型」シリーズを12月初旬に発売する。新型の圧縮機と熱交換器を導入して基本性能を大幅にアップ、グリーン購入法(2008年度)への適合を全機種で達成している。
 新シリーズは、室外機のフルモデルチェンジにより高APF(期間成績係数)2.2(355形)を達成したのが特長で、ガス消費量を2000 年販売機種比約60%低減。また、室外機の小型・軽量化により、16~25馬力機で20%超の省スペース化、16馬力で約33%の軽量化を実現した。さらに高静圧ファンモーターを採用し、ベランダなど上方狭地への設置性を大きく向上させている。
 室外機2台を組み合わせることのできる「組合せマルチ」を投入し、機種バリエーションの充実をはかったのも今回のポイント。そのほか、室外機のリニューアルに際しては、既設配管を洗浄することなくそのまま再利用でき、施工費の低減と工期の短縮が可能。また、組合せマルチでは、各室外ユニットの運転時間に応じてローテーション運転を行うため長寿命化を実現でき、室外機のメンテナンス間隔も長くすることができる。

 

2009年05月18日 
アイシン精機は、従来型から省エネ性を向上し、小型軽量化を実現したGHP(ガスヒートポンプエアコン)・「E1シリーズ」(22.4kW~71kW、8タイプ)を開発し、6月から発売します。
GHPは、ガスを燃料とするエンジンでコンプレッサーを駆動させて冷暖房を行うエアコンです。低消費電力のため電力需要の平準化に貢献しており、経済的なガスを使用するため電気のエアコンに比べランニングコストが低いのが特長です。また、ガスエンジンの排熱を暖房に活用するため、高い暖房能力を発揮します。これまで主に中大規模店舗や学校、事務所などで活用されています。
今回、開発(45kW小型タイプのみ東京ガス株式会社と共同開発)されたGHPの新製品・E1シリーズは、年間の気温変化などを想定して使用頻度の高い運転領域の効率を高めることにより、従来機よりもガス消費量を14%、またCO2排出量を7%低減しています。また、45kW小型タイプにおいては、小型エンジンの高出力化を図り、容積については従来比35%減と大幅な小型化、また、重量についても従来比約20%減と軽量化を達成し、大能力タイプのGHPの室外機としては初めて非常用エレベーターへの搬入が可能になり、高層ビルへの設置が可能となりました。また、これまで屋上にクレーンで吊り上げるなど大がかりだった設置作業の負荷が大幅に軽減されています。