ボイラー・熱源機に関するトピックス pg.1

2010年03月29日 <川重冷熱工業・ホームページ
川重冷熱工業は、大型貫流ボイラ「Ifrit Beat(イフリートビート)」(以下、イフリートビート)ガス焚き仕様6t/hおよび5t/hタイプにおいて、貫流ボイラとしては世界で初めて連続燃焼による負荷調整可能領域を大幅に拡大した燃焼ターンダウン(※1)10:1制御システムを開発し、2010年4月より発売を開始します。
今回新発売する燃焼ターンダウン10:1制御システムは、バーナの燃焼量を最大燃焼量の10分の1まで制御することで、ボイラの燃焼がON-OFFになることを最小限に抑え、省エネルギーと環境負荷低減に寄与するシステムです。
※1:燃焼制御が可能な最大燃焼量と最小燃焼量との比。通常、最小燃焼量を「1」で表す。

2009年12月14日
株式会社日本サーモエナーは、環境性・省エネ性の優れた貫流ボイラ、スーパーエクオスシリーズの換算蒸発量6t/hの新型ボイラEQi-6000を販売します。
最高使用蒸気圧力は、0.98MPa仕様と1.96MPa仕様の2機種をラインナップ。従来の技術では、低空気運転下で、かつ広いターンダウン比をとりながら、COとNOxの排出を抑える燃焼は非常に困難でしたが、新燃焼方式の採用により「低空気比」「高ターンダウン比」「超低エミッション燃焼」の同時達成を実現しています。

 

2009年08月07日 
川重冷熱工業は、ボイラ燃焼制御において、副生水素を従来よりも簡便かつ安定的に燃焼制御できる 「都市ガス(13Aガス)と副生水素の混焼システム」を新開発しました。
化学製品などの生産過程から副産物として発生する副生水素は、ボイラの燃料として活用可能であり、 さらに燃焼に際しCO2を全く発生させずCO2の削減効果が大きいため、近年、有効利用の要望が強まっています。しかしながら、副生水素は発生量が安定しないため、都市ガスと混焼して利用する場合、ボイラに空気量および排ガスO2を測定する計測装置を個別に設置し、これらの計測装置による燃焼制御が必要となることから、副生水素の有効利用の阻害要因となっています。
今回、新開発された「都市ガスと副生水素の混焼システム」は、都市ガスと副生水素の流量から最適な空気量を演算することにより、空気量および排ガスO2を測定する計測装置を設置せずに、不安定な発生量の副生水素を有効利用できる業界初の画期的な燃焼システムです。 <川重冷熱工業・ホームページ


2009年07月14日
東京電力とボイラーメーカーの日本サーモエナーは13日、ヒートポンプ給湯機とガスを熱源とする燃焼式給湯器を組み合わせたパッケージ型ハイブリッド給湯機「duoQ3(デュオキューブ)」を共同開発した、と発表した。
省エネ効果に加えて、燃焼式給湯器のみのシステムと比べて二酸化炭素(CO2)排出量を約28%削減できるのが特徴で、10月から販売を開始する。
通常は、高効率のヒートポンプを利用し、需要が高まるピーク時は、加熱能力の高い燃焼式を同時に稼働させることで高効率化を実現した。 
熱効率が高いヒートポンプ給湯機と燃焼式給湯器を組み合わせる「ハイブリッド給湯システム」は、これまでも実用例はあったが、運転制御方法や施工が複雑など課題があった。日立アプライアンスのヒートポンプの既製品を、日本サーモエナーが開発した燃焼式給湯器と一体化して収納したことで運転制御能力が向上したほか、配管の設計や施工の簡素化にもつなげた。

 

2009年05月13日 
伝熱面の改良を行なうと共に、特許である四位置燃焼制御のメリットを最大限にするために、最低燃焼が30%から20%までに引き下げられました。これにより定格から20%負荷まで燃焼が継続し98%という高効率を維持することができています。従来の四位置燃焼制御との組み合わせにより、さらなる「省エネ」、「CO2削減」が提案されました。
■主な仕様・・・燃料:天然ガス、蒸発量:2,000kg/h・2,500kg/h、最高使用圧力:0.98MPa[G]、ボイラ効率:98%(2,500kg/h タイプは中燃焼)  <株式会社IHI汎用ボイラ

 

2009年05月08日 <三浦工業株式会社
三浦工業株式会社は、相当蒸発量3000kg/hのガス焚き小型貫流蒸気ボイラ「SQ-3000」を開発しました。これまで小型貫流ボイラの最高出力は相当蒸発量2500kg/hでしたが、新型缶体の開発と新制御方式の開発により相当蒸発量3000kg/hまでボイラ出力を高めました。
省エネ、省スペース、取扱いが簡便である小型貫流ボイラとしては、業界最高出力を達成しています。また、高ターンダウン多位置燃焼制御により低負荷領域の実運転効率が3~5%(従来比)向上しています。