空調設備・エアコンに関するトピックス pg.9

2011年06月16日
 新日本空調(株)と新晃工業(株)は「音響的ソフト境界」の消音原理を利用した低騒音コンパクト型空調機を開発し、2011年7月1日より新晃工業(株)から販売を開始します。
 この空調機は、新日本空調(株)が開発したソフトダクト消音器と、新晃工業(株)のプラグファン内蔵コンパクト型空調機とを組み合わせ、グラスウールなどの吸音材を使用せず、高効率プラグファン特有の低周波(250Hz)を減音させた空調機。消音器の構造はシンプルで低コストなため、今後プラグファン内蔵のコンパクト型空調機のラインナップに取り入れ、低騒音ニーズに向けた展開を予定している。

2011年05月24日<三菱重工ニュース>
三菱重工業は、インバータ本体搭載型のターボ冷凍機「ecoターボETIシリーズ」に、250~700冷凍トンをカバーする6機種を追加し、 250~350冷凍トンの3機種を5月24日に、500~700冷凍トンの3機種を9月に発売する。高効率性で空調市場の省エネ推進に貢献するインバータ機のさらなる普及を狙い、容量レンジを拡充するもの。
これにより、同シリーズのラインアップは、容量150冷凍トンを最小に全11機種となる。

 

2011年05月19日 <東芝キヤリア・ホームページ>
東芝キヤリア株式会社は、簡単操作でエアコンの最大消費電力を抑制(ピークカット)できる節電タイプのリモコンを2 機種発売します。
店舗・オフィス用エアコン向けのリモコンとして『一発節電リモコン』を6月1日より発売し、ビル用マルチ空調システム向けには『一発節電集中コントローラー』を7月1日より発売します。
本商品の「節電ボタン」を押すと、あらかじめエアコンに設定された消費電力の上限値が
約75%または50%まで抑制され、消費電力の上限値を超える電力がカットされます。


2011年03月28日 
マルチタイプのパッケージエアコンが伸長する中、システムの大形化と接続可能な室内機の小容量化が進み、それまでマルチ形パッケージエアコンディショナにおいて冷媒漏えいによる事故の報告もなく、きわめて安全性が高いシステムと考えられてきました。しかしながら、システムの大形化に伴い冷媒充てん量も増加してきたため、万が一の事故を未然に防止し、マルチ形パッケージエアコンのさらなる発展を確かな基礎の上に置くべきとの観点から、1998年6月にJRA GL-13「マルチ形パッケージエアコンの冷媒漏えい時の安全確保のための施設ガイドライン」が制定されました。

その後、空調業界では、オゾン層保護の観点から、R22からR407C、更にR410Aへと冷媒の転換が進み、これら新冷媒の安全性について国際会議での限界濃度の決定がなされて、その内容に基づいてGL-13が改正されました。

■主な改正点
 1. 冷媒種を追加
 2. 限界濃度を再検討、追加した。
 3. 限界濃度による対策機器の選択並びに機器仕様の明確化

マルチエアコンの冷媒漏えい対策について
■JRA GL-13 の内容を閲覧できます。(e-book)
■既存設備の対応やJRA GL-13:2010に関する問答集(e-book)

 

2011年01月27日 <日立・ニュースリリース
日立アプライアンス株式会社は、店舗・オフィス用パッケージエアコン「省エネの達人プレミアム」シリーズ(11タイプ、353機種)を2011年4月に発売します。
本シリーズでは、40型(1.5馬力相当)から280型(10馬力相当)において、年間のエネルギー消費効率を表す通年エネルギー消費効率(APF) で業界トップの性能を実現しました。たとえば、店舗・オフィス用パッケージエアコンのボリュームゾーンである140型(5馬力相当)機種では、 APF6.0を達成しています。また、本シリーズは、省エネルギー法2015年基準値もクリアしています。
室内ユニットの「てんかせ4方向」(40型から160型)では、室内の人の動きに応じて風量や風向設定を自動制御する「人感センサー」を搭載しました。

 

2011年1月20日
 ダイキン工業株式会社は、店舗・オフィス用エアコン『Eco-ZEAS(エコジアス)80』シリーズ(全15タイプ、432機種)を2011年4月1日より発売します。
 今回、省エネ性をさらに向上し、業界トップのAPF(通年エネルギー消費効率)を全クラス(4.0~28.0kW)で実現しています。
室外機音についても、ファンに渡り鳥の生態模倣を取り入れたことに加え、室外機内の気流抵抗の軽減を図ることで、省エネ性と併せて業界トップの低騒音化を達成しました。