空調設備・エアコンに関するトピックス pg.11

2012年01月24日 
 日立アプライアンス株式会社は、ガスエンジン発電機の廃温水、廃蒸気と都市ガスの3つのエネルギーを最適活用する空調用熱源機「温水・蒸気投入型ガス吸収冷温水機」を製品化し(300~1000USRT、8機種)、2012年1月31日から発売を開始します。
従来のコージェネレーションシステム(以下、CGS)は、エンジンの廃温水と都市ガス、あるいはエンジンの廃温水と廃蒸気の2つのエネルギーを冷暖房運転時の熱源としていましたが、本製品では、エンジンの廃温水と廃蒸気、都市ガスの3つのエネルギーを利用できます。廃蒸気は冷熱変換効率が高いため、従来の CGSに比べて、冷房に使われる年間の1次エネルギー消費量とCO2排出量を約25%低減します。また、本製品は、エンジン停止時には都市ガスでバックアップすることが可能なため、従来のCGSでは併設が必要とされたガス吸収冷温水機などの熱源機が不要となり、設置場所の省スペース化が図れます。

2011年12月05日 
 ダイキン工業株式会社は、ビル用マルチエアコン『Ve-upIV』シリーズ(標準シリーズ14.0kW~150.0kW全26機種/高効率シリーズ22.4kW~118.0kW 全18機種)を2012年4月1日より順次発売します。
 本製品は、熱交換器の面積を増やした「4面熱交換器」の採用により、従来の性能を維持しながら室外機を小型化し、業界トップのコンパクトサイズを実現しています。

 

2011年11月24日 
 ダイキン工業株式会社は、1台の室外機で複数の室内機を接続できるエアコン『システムマルチ』を大容量化し、温水床暖房や温水パネルヒーターも組み合わせ可能となった『ヒートポンプ式温水暖房システムマルチ』3~5室接続用3機種を2012年4月1日より順次発売します。
 本商品は、家まるごと最大64畳(103m2)まで床暖房できる大容量の室外機や、部屋の大きさや用途に合わせて選べるエアコン室内機と床暖房ユニットの機種バリエーションが拡充されています。


2011年11月09日 
  ダイキン工業株式会社は、除湿・加湿機能による湿度コントロールに加え、新たに人検知機能を追加した「新・快適エコ自動運転」によって、お部屋の快適さを維持したまま節電が可能なルームエアコン『うるるとさらら(Rシリーズ)』を2012年2月1日より発売します。本商品は、暖房時に室内の湿度を上げながら、人のいるエリアだけを集中的に暖房できるため、設定温度を上げずに体感温度を高めることができます。

 

2011年11月07日 
  新日本空調(株)は、業務用空調向けに銀イオンを利用した殺菌技術を開発し、実用化に成功しました。本技術を利用し、銀型ゼオライトを用いて気化式加湿器への給水に銀イオンを含有させることで、加湿器エレメント表面や、ドレン水中のレジオネラ属菌等の微生物の繁殖を抑制することを確認しました。この銀イオン発生装置として気化式加湿器用の“銀型ゼオライト充填カセット(Ag‐ion Master)”の製品化を行いました。

 

2011年10月11日 
  三菱重工業は、パッケージエアコンの店舗用「セゾン(Hyper Inverter)シリーズ」およびビル用マルチ「ハイパーマルチ(Hyper Multi)シリーズ」に、省エネルギー法2015年基準値を全機種でクリアした新モデルを投入し、12月から順次発売する。圧縮機や熱交換器などの改良により、APF(通年エネルギー消費効率)は最大6.2と大幅に高効率化し、ビル用では6機種で業界トップを達成。併せて、各種の性能改善や機能拡充、施工性向上をはかっている。